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電車内の映像広告、車内ビジョン広告の魅力と特徴

公開日:2023年05月26日 (金)
更新日:2023年11月20日 (月)
電車内の映像広告、車内ビジョン広告の魅力と特徴

車内ビジョン広告の魅力と特徴について、全国のメディアをご紹介しながら解説します。

目次

車内ビジョン広告とは

電車に乗った時、行先案内表示横の動画広告を見たことはありませんか?車内ビジョン広告とは、電車内のドア上部などに設置されているデジタルサイネージ広告のことです。

この記事では、車内ビジョン広告の特徴・魅力・注意点の事例から、活用例までご紹介いたします。広告出稿の際の参考にしてください。

 

車内ビジョンの特徴

まずは車内ビジョンの特徴からご説明します。次の4つの特徴が挙げられます。

 

車内ビジョンの掲出位置

車内ビジョンの掲出位置はドアの上部に設置されていることが多いです。全てのドアの上部に設置されているわけではなく、電鉄によって掲出位置は異なります。JR西日本のWESTビジョンはドア上部に設置されている車両や、中吊ポスターと同じ向きで天井に設置されている車両もあります。

 

車内ビジョンの放映期間

車内ビジョンの放映期間は短期間と長期間、両方で設定されていることが多いです。短期間だと最低7日間から、長期間であれば、1ヶ月や26週間(半年)の設定があります。広告目的によって使い分けることができるのも車内ビジョン広告の特徴です。

 

車内ビジョンの放映間隔

車内ビジョンは基本「ロール放映」という設定で放映されます。例えばJR西日本のWESTビジョン15秒スポットは1ロール14分中に1回放映されます。列車走行中に1ロールが繰り返し放映されることになります。広告枠以外にも業務案内や天気予報、ニュースなどが放映されるため、間隔は都度変わる可能性があります。

 

どんな業種や企業が車内ビジョン広告を利用しているか。

では実際にどのような業種・企業が車内ビジョン広告を利用しているのでしょうか。実際に電車に乗って観察したところ、IT・情報・通信関連の企業や、対人・法人向けサービスを展開している企業が多い印象ですが、不動産、食品、官公庁・団体など幅広い業種で出稿されていました。また新型コロナウイルスの5類感染症移行に伴う緩和で、イベント告知などの広告も戻ってきています。

車内ビジョンの魅力

続いて車内ビジョンの魅力について、ご紹介します。デジタルサイネージ広告ならではの魅力があります。

 

ドアの周辺など目につく場所に設置

車内ビジョンの掲出位置で先述しましたが、ドア上部や周辺に設置されているため、車内で比較的目につきやすい場所にあります。座っていても、立っていても視認しやすいのが魅力です。

 

行き先案内と並んで設置している面は注目度アップ

車内ビジョンには行先案内表示のビジョンと並んで設置されている車両もあります。行先案内表示は自然と目が行く場所なので、車内ビジョン広告も一緒に見られやすくなります。

 

1週間放映されるため、反復訴求が期待される

車内ビジョン広告は1週間または長期間放映されるので、毎日の通勤・通学で反復訴求が期待できます。駅のサイネージ広告は通行中の間しか視認できませんが、車両ビジョン広告は乗車中ずっと視認可能なのも魅力です。

 

動画での放映のため視線を引き付けやすい

電車内の広告は紙媒体がほとんどの中、動きのある動画は視線が行きやすく、注目度が高いです。静止画素材での放映も可能ですので、動画素材をお持ちでない場合でも放映可能です。

 

ポスター印刷が不要なため、コストを抑えられる

車内ビジョン広告は動画データを一つ制作するだけで、放映が可能です。例えばOsaka Metro中吊ポスター(全線)だと、広告料金に加えて、1,300枚のポスター印刷が必要になります。紙媒体に比べると車内ビジョン広告は大幅にコストを抑えることができます。

 

他メディアの流用・同じ素材の再放映が可能

一度動画を制作すれば、流用できるのも車内ビジョンの魅力です。ポスター媒体のように再印刷が不要なのでコストを抑えることができます。またテレビCMweb広告に使用した動画も車内ビジョン用にリサイズ、仕様を変更すれば、即利用することもできます。「テレビやスマホで見たCMが電車の中でも流れている」と連続性を持たせることもできます。

 

車内ビジョンの注意点

次に車内ビジョンの注意点について、ご紹介します。初めて車内ビジョン広告をご検討の方は重要ポイントとなります。

 

音声付きの素材は放映できない

車内ビジョン広告は音声付きの素材を放映することができません。TVCMweb広告の音声付きの素材を流用する場合は、音声の内容に字幕を付けた素材を制作し、放映するパターンが多いです。

 

同じサイズでも鉄道会社によって動画の仕様が異なる

車内ビジョンのサイズは横長「169」「43」サイズが多いですが、同じサイズでも動画の仕様は電鉄によって異なるので、注意が必要です。例えば阪急トレインビジョンは「wmv」「mp4」「mov」のフォーマット形式に対応しておりますが、JR西日本のWESTビジョンは原則「MPEG-2(PS) GOP M:3 N:15」の形式のみでの対応となります。詳細な仕様については仕様書がございますので、お問い合わせください。

 

すべての車両に搭載されているわけではない

次に、車内ビジョン広告はすべての車両で搭載されているわけではありません。同じ電鉄でも古い型の電車には搭載されていないことがあるので、注意が必要です。詳細はお問い合わせください。

 

ある程度の時間乗車しないと広告に接触しないことも

車内ビジョン広告は駅のデジタルサイネージと比べて、1ロール時間が長いことが多いです。JR西日本のWESTビジョンは約14分、阪急トレインビジョンはディスプレイによってロール時間が異なりますが、約7分ロールとなります。ある程度の時間乗車しないと広告に接触しない可能性もあるので、注意が必要です。

 

※ロールとは?=1ロールの番組を繰り返し放映、通常1ロールにつき1回放映

 

広告効果が測定しづらい

最後の注意点としては、広告効果が測定しづらい点です。他の交通広告メディアにも言えることですが、実際に何人に見られたか、という実数を測定することが難しいです。車内ビジョン広告の役割として、即効性や獲得というよりは長期的な認知や潜在顧客層を増やすことが強みですので、ご納得いただける出稿ができるようご提案させていただきます。

 

主な車内ビジョン広告<首都圏篇>

ここからは車内ビジョン広告をいくつかご紹介します。先ずは首都圏の車内ビジョン広告をご紹介します。

 (2023年4月1日現在)

JR東日本トレインチャンネル

 

JR東日本の車内ビジョン広告一つ目は、ドア上部に設置されている「トレインチャンネル」です。首都圏の主要10路線およびゆりかもめで展開が可能な商品で、全線セットは首都圏エリアで圧倒的なリーチを誇ります。女性専用車のみ放映できる商品や、一部路線を絞っての放映も可能です。

路線名

商品名

秒数

販売単位

広告料金(税別)

全線

スポットCM

15

1週間

4,800,000

京浜東北線・根岸線

15

1週間

990,000

 

JR東日本まど上チャンネル

 

続いてご紹介するのは、JR東日本山手線・横須賀線・総武線快速電車のまど上部に設置されている「まど上チャンネル」です。3面横並びのサイネージが特徴で、3面連動させて1ビジュアルにすることもでき、インパクトも抜群です。

山手線のみ「駅指定放映」という商品名があります。あらかじめ駅を指定し、その駅に向かう1駅前出発から対象の駅までの区間(上り・下り)で放映されます。1駅から設定が可能なので、目的に沿った訴求が可能です。

路線名

商品名

秒数

販売単位

広告料金(税別)

全線

スポットCM

15

1週間

4,800,000

京浜東北線・根岸線

15

1週間

990,000

山手線

山手線まど上チャンネル駅指定放映

15

1週間

1,100,000

 

東京メトロ Tokyo Metro Vision

 

次に東京メトロの車内ビジョン広告「Tokyo Metro Vison」のご案内です。東京メトロの合計317編成(2,576車両)19,492面で放映されます。車内ビジョンの導入率は95%で、東西線(導入率94%)、南北線(導入率35%)以外の路線は導入率100%となっています。

種別

放映開始

構成

放映期間

広告料金(税別)

1weekスポット

月曜日

CM15

1週間

3,400,000

26weeksスポット

月曜日

CM15

1週間

44,200,000

 

首都圏私鉄の車内ビジョン

最後に東急電鉄の車内ビジョン広告をご紹介いたします。写真はTOQビジョン」で、他の電鉄と同じようにドア上部に設置されている媒体です。掲出路線:東横、田園都市、大井町、目黒 放映期間:7日間 広告料金:151素材スポット放映 1,500,000(税別)

こちらは先ほどご紹介したJR東日本まど上チャンネルと同じく、まど上に3面横並びのTOQまど上ビジョン」です。田園都市線のみ設置となりますが、3面同時放映でインパクトのある訴求が可能です。

掲出路線:田園都市 放映期間:7日間 広告料金:151素材スポット放映 ¥450,000(税別)

 

 

主な車内ビジョン広告<関西篇>

次に関西圏の電鉄の車内ビジョン広告をご紹介します。

 

JR西日本 WESTビジョン

 

JR西日本の車両ビジョン広告WESTビジョン」は普通電車323系、普通電車321系、快速電車225系、快速電車223系に設置されており、合計6,716面(1,239両)のモニター面で放映されます。京阪神の幅広いエリアでリーチ可能です。また女性専用車のみ放映される商品もあり、目的に沿った訴求も可能です。

商品名

放映期間

放映開始日

広告料金(税別)

全車

15秒スポット

1週間

月曜日スタート

1,650,000

4週間

5,940,000

13週間

18,000,000

26週間

33,000,000

女性専用車

1週間

320,000

4週間

1,152,000

13週間

3,500,000

26週間

6,300,000

※女性専用車は323系・321系の女性専用車(1編成に1両、計56両)で放映

※その他の商品・オプションメニューもございます。詳細はお問い合わせください。

 

Osaka Metroトレビジョン

 

「Osaka Metroトレビジョン」は御堂筋線と中央線に設置されている車内ビジョン広告です。通常スポット商品と、「駅間固定枠」という商品があり、あらかじめ指定された駅間に対して、出発直後の1番目もしくは2番目に広告放映される商品になります。

広告名

種別

編成数

放映期間

放映開始

秒数

ロール

広告料金

(税別)

Osaka Metro 

トレビジョン

駅間固定枠

御堂筋線:31編成

7

月曜日

15

14/1往復

980,000

通常スポット

御堂筋線:31編成

中央線:1022編成

7

月曜日

15

16/4分※

800,000

※駅停車中は広告は非表示、駅間固定枠、ニュースなどの業務枠も放映されるため、放映間隔は4分より長くなります。

 

関西私鉄の車内ビジョン

続いてJR西日本、Osaka Metro以外の関西私鉄の車内ビジョン広告をご紹介します。写真の車内ビジョンは阪急電鉄の「阪急トレインビジョン」です。阪急電鉄は大阪梅田駅を起点として、大阪、神戸、京都の主要エリアを結ぶ私鉄です。以下広告概要になります。

編成数:80編成6742022面 放映期間:1クール(半月)広告料金:151枠 ¥1,400,000(税別)

 

次に、写真の車内ビジョン広告は京阪電鉄の「Keihanビジョン」です。京阪電鉄は大阪、京都、滋賀を結ぶ私鉄で、ベッドタウンを多く結ぶため、平日は通勤・通学で多くの人に利用されています。

編成数:27編成(197両)放映路線:京阪線(淀屋橋・中之島~出町柳) 放映期間:7日間 広告料金:151枠 ¥150,000(税別)

 

その他、下記の電鉄でも車内ビジョン広告が設置されています。リンクより詳細ご確認ください。

神戸地下鉄トレインビジョン北大阪急行車内ビジョン大阪モノレール「モノビジョン」

 

首都圏・関西以外の車内ビジョン広告

首都圏・関西以外のエリアで車内ビジョン広告がある電鉄もあります。JR九州の「トレインチャンネル福岡」は福岡エリアでの放映はもちろん、JR東日本「トレインチャンネル」、JR西日本「WESTビジョン」とのセット放映も可能で、東阪福エリアで訴求も可能です。長野~軽井沢駅を運行する「しなの鉄道」にも車内ビジョン広告が設置されており、地元の方や観光客へピンポイントで広告を届けることもできます。

 

車内ビジョンの活用例

最後に車内ビジョン広告の活用例についてご紹介します。ただ単に広告を放映するだけではなく、デジタルサイネージを活用した放映方法があります。

情報番組や天気予報、ニュースと連動した広告

気象情報や、リアルタイムの情報コンテンツと連動させて放映する商品もあります。例えば明日の花粉指数情報を15秒放映した直後に15秒のCMを放映することができます。気になるニュースの直後なので、注目度も上がります。花粉指数以外にも、洗濯指数や紫外線指数などの情報コンテンツもあり、季節や気温に応じて内容を変えて放映します。

 

時間帯別、曜日別など、乗客のインサイトに沿った広告展開

時間帯別、曜日別での広告展開も可能です。目的に沿った効果的な訴求が可能になります。

例えばJR西日本 WESTビジョンの場合

 

時間帯別放映・・・時間を指定し、時間帯ごとの切替が可能。1日の中で最大3つの時間帯分けまで可能

曜日別放映・・・曜日を指定し、1日単位での切替が可能

 

こちらは通常商品のオプションメニューとして放映可能で、オプション料金が追加で必要になります。素材数によって料金が変わりますので、詳細はお問い合わせください。

 

スマートフォンとの連動

最後の活用例はスマートフォンとの連動です。JR東日本山手線の車両にはBluetooth規格のビーコンが設置されています。このビーコンを活用することで様々なアプローチで広告を届けることができます。

 

例えば、山手線のある車両に乗車したユーザーに、ここでしか見られない動画をプッシュ配信で案内。ユーザーは対象のアプリを立ち上げ動画を視聴。プッシュ配信の閲覧数で効果測定も可能になります。

 

また近年、車内広告のデザイン内でQRコード掲載を解禁した電鉄が多くなってきており、QRコードを利用することで効果測定も可能になりました。今後も、このようなスマートフォンとの連動企画が増えることが予想されます。

 

まとめ

今回は、車内ビジョン広告の特徴・魅力から、様々な広告展開事例まで、ご紹介しました。

 

通勤、通学で毎日視認される電車内広告は、反復視認によって刷り込み効果が期待できます。

女性専用車両への放映など、ターゲットを絞れることができるのも車内ビジョンならではの広告手法です。

 

またインターネットやデジタルの特性を活かすことができるので、今後新たな活用法も期待できるメディアだと思われます。

電車内の広告全般については、こちらのコラムでもまとめています。あわせてお読みください。 

また、車内ビジョン以外の電車内広告はこちらで紹介しています。

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※記事内の広告媒体情報は2023年4月1日時点での情報となります。

 

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