郵便局広告とは
郵便局広告は、全国の郵便局に設置できる広告の総称です。郵便局内に設置される広告(ポスターやパンフレット)も、郵便局の外に設置される広告(看板など)も、まとめて郵便局広告と呼びます。
郵便局は、都市部にも郊外にもあります。その中から地域を選んでPRすることができるのも郵便局広告の魅力です。今、まさに、全国でPRしようとする会社にも、特定の地域に絞って地域密着で広告を出したい会社にもおすすめできるのが郵便局広告です。
郵便局広告の5つの特徴
郵便局広告ならではの特徴は、以下の5つです。
①幅広い世代にアプローチ可能。特に女性や中高年に強い。
②日常的に来客する比率が高く、繰り返しの広告訴求が可能
③地域に密着した立地
④2万局のネットワークで、全国へ広告展開が可能
⑤安心感が生まれる!公共性が高い郵便局広告
それぞれ詳しく見てみましょう。
①幅広い世代にアプローチ可能。特に女性中高年に強い。
郵便局には、老若男女問わず幅広い層が訪れます。
幅広い層が訪れる郵便局の中でも、40〜60代の利用者が中心です。男女で言えば、わずかに女性割合の方が高くなっています。よって郵便局広告は、中高年女性向け広告との相性が良いです。また中高年女性の中でも、専業主婦やパートをしている方の割合が最も高くなっています。
中高年に適した広告媒体といえば、もちろん郵便局広告だけではなく、タクシー広告や駅広告など、いくつもの種類があります。食料品などの商品PRは、新聞の折り込み広告やポスティングなどとの使い分けるも必要と思われます。
実際、健康食品や介護サービス、土地活用など、中高年の方にPRしたい企業様からの郵便局広告の利用が増えています。
②日常的に来客する比率が高く、繰り返しの広告訴求が可能
郵便局を訪れる方の多くは、日常的に郵便局を利用しています。郵便局の調査によると、利用者の約7割が月に1回以上の頻度で郵便局を利用しているとされています。具体的には、手荷物の受け取りや年賀状の購入、年金の受け取りなど、郵便局を訪れる機会は何度もあります。このことからも、郵便局広告は、繰り返しの広告訴求が可能な広告と言えるでしょう。
繰り返し郵便局を訪れる利用者の目に、繰り返し留まることで、商品・サービスを覚えてもらいやすくなります。繰り返し接することで印象が良くなったり、好感度が高くなります。
例えばコンビニエンスストアで頻繁に接する店員さんに親しみを覚えたり、テレビCMでよく見る商品に良い印象を抱いたりといった効果と同じ効果を得られるのです。
郵便局広告が繰り返し利用者の目に留まれば、初めて見る商品と自社の商品を比較される際に、自社商品に良い印象を抱いてもらえる可能性が高くなります。
③地域に密着した立地
郵便局は小さな自治体にもあるので、細かく地域を限定しての訴求が可能です。「〇〇県の〇〇町の郵便局に広告を掲載する」といった形です。
郵便局は、荷物の発送依頼で利用することもあれば、隣接するゆうちょ銀行にお金の出し入れで利用することもあります。このように郵便局は、多くの人に日常使いされる「身近な施設」なのです。全国に拠点数も多いので、お近くの地域に絞って広告を出したいというご希望にも、対応できます。
④2万局のネットワークで、全国へ広告展開が可能
郵便局は全国各地に約20,000箇所あります。つまり地域密着を活かしてピンポイントでの広告出稿が可能であると同時に、全国各地への広告展開も可能です。
特定の都道府県や自治体の方にターゲットを絞りたい場合と、全国の人々に対して訴求をしたい場合で、うまく郵便局広告を使い分けましょう。
郵便局広告にも、いくつか種類があります。どの広告が全国向きで、どの広告がターゲットをピンポイントに絞りたいとき向きなのかについては、後ほど詳しく解説します。
⑤安心感が生まれる!公共性の高い郵便局広告
広告の内容はもちろん大事ですが、広告が掲載される場所もそれと同じくらい重要です。
例えば、道端に無許可で貼られているチラシにあまり良くない印象を抱く方は多いでしょう。
一方で郵便局広告はどうでしょうか。「信頼できそうだ」という良い印象を抱く方が大半のはずです。郵便局広告は「信頼できる場所に掲載されている広告」なのでで、商品・サービスへの印象も良くなります。
郵便局広告の種類
郵便局広告にはいくつかの種類がありますが、郵便局内に掲載される広告で主なものは以下の4つです。
● 窓口や出入口の近くに貼られる「ポスター広告」
● つい持っていきたくなる「パンフレットラック」
● 直接手渡しで確実に相手に渡る「サンプリング」
● 窓口のモニターで表示「料金モニター」
それぞれ詳しく見てみましょう。
窓口や出入口の近くに貼られる「ポスター広告」

ポスター広告は、郵便局の窓口や出入り口付近の専用ボードや空きスペースに掲示されます。郵便局広告の中でも、最も一般的なものです。地域のイベント等を把握するためにボードを見る人や、郵便局での手続きを待っている人に対してアプローチができます。具体的には、新商品のPRや店舗のオープン告知、イベント告知などとの相性が良いでしょう。
ポスター広告の料金は以下の通りです。
※ポスター(専用ボード)は、郵便局の規模によって、広告料金が異なります。詳しくはお問合せください。
つい持っていきたくなる「パンフレット」設置広告

郵便局に設置された専用パンフレットラックや郵便局の空きスペースに、御社のパンフレットやチラシを設置できる広告です。
パンフレット(冊子)には、ポスターよりも多くの情報を掲載できるので、商品やサービスの特徴を詳しく説明したい際には、パンフレット(専用ラック または 空きスペース)がおすすめです。
パンフレットで訴求を行うには、利用者にパンフレットを手に取ってもらう必要があります。受け取ってもらうためには、デザインや内容に工夫をしましょう。
例えば、分かりやすいデザインやキャッチコピーをつけたり、チラシを見た人への特典をつけるなどの工夫をすれば、持ち帰ってもらえる確率が高まります。
パンフレットの料金は以下の通りです。
種類
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サイズ
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期間
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広告料金(税別)
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パンフレット(専用ラック)
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A4以下(1枠)
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2週間
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3,000〜4,000円
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パンフレット(空きスペース)
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A4以下(1枠)
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2週間
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2,000円
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※パンフレット(専用ボード)は、郵便局の規模によって、広告料金が異なります。詳しくはお問合せください。
※パンフレット(空きスペース)は、郵便局の窓口や出入口、記入台の周辺の空きスペースに平置きされるケースが多いです。
郵便局の窓口で配布する「サンプリング」広告
郵便局広告におけるサンプリングとは、窓口を訪れた利用者に直接、試供品やパンフレット、チラシなどを渡すことです。
郵便局の窓口スタッフが利用者を見て試供品等を手渡しします。大まかな年齢層や性別を絞ることもできます。例えば「見た目年齢40代以上の女性に試供品を手渡す」といった形です。ただし年齢や性別を判断して試供品等を手渡すのは、窓口スタッフの負担にもなるので、追加費用が必要です。(詳しくは後述)
サンプリングは、パンフレットやチラシを特定の層に確実に届けたい場合や、食品等の広告におすすめです。
サンプリング広告の料金は以下の通りです。
期間
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1局あたり 配布総数量
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配布単価(税別)
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2週間
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100~9,999個
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1個単価50円
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2週間
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10,000~99,999個
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1個単価40円
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2週間
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100,000個~
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1個単価30円
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※男女いずれかにのみ配布する場合、特定の見た目年齢の方に対して配布する場合はそれぞれ、配布単価が+10円となります。
窓口のモニターで表示「料金モニター」
郵便局の窓口に設置された料金モニターに広告を表示させることができます。ポスター広告と似ていて、料金モニターには静止画の広告を表示することができます。
料金モニター広告の料金は以下の通りです。
期間
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都道府県別の料金(税別)
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全国一括の料金(税別)
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2週間
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90,000~3,270,000円
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15,000,000円
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※料金は税別です。
郵便局の料金モニター広告は、今回紹介した他3つの広告とは異なり、モニター上に表示される広告です。都道府県や全国といった大きな単位での広告出稿となります。都道府県によって広告費が異なります。詳しくはお問合せください。
駅前の大型郵便局でおすすめの広告媒体
全国で約20,000箇所ある郵便局の中で、特に街の中心部にある「大型郵便局」に広告を掲出する場合は、以下2つの広告媒体がおすすめです。
● 屋外広告
● イベントスペース
それぞれ詳しく見てみましょう。
郵便局の「屋外広告」
駅前のような多くの人が行き来する場所と、人通りが少ない場所で広告効果に大きな差があるのが、屋外広告です。
屋外広告とは、建物の外壁や、屋外に設置されたボードなどに掲載される広告のことです。屋外広告と郵便局内に設置される広告では、広告のターゲットが異なります。具体的には、屋外広告は郵便局付近を通る人を、郵便局内の広告は郵便局の利用者をターゲットにしています。
駅前は他の場所と比べて多くの人が通るので、屋外広告との相性が良いです。より多くの方に広告を届けられます。
郵便局内「イベントスペース」
郵便局内の空きスペースは、商品PRや展示販売等の場所として利用できます。駅前は人通りが多いため、当然郵便局の利用者も多くなります。よってイベントスペースを使った広告との相性が良いです。
利用者が多ければ多いほど、いくら大型の郵便局であっても、待ち時間が長くなります。その時間に「イベントスペースを覗いてみよう」と考える方は、一定数います。
郵便局広告の実施事例
ここまで郵便局広告の種類について紹介をしました。続いては、実際に掲示された郵便局広告にはどのような種類があるのか、いくつか事例を見てみましょう。
地域密着

上記は、某郵便局の専用ボードに掲載されたポスター広告です。進学を控えた子供を持つ保護者に向けた教育ローンの教育や、大阪で開かれるイベントに関する広告が掲載されています。国の教育ローンに関する広告は全国各地の郵便局に、イベントに関する広告は大阪近辺に掲載されているものと考えられます。

上記は某郵便局の専用ラックに設置されたパンフレット広告です。不動産や老人ホームなど、その地域に住む会社員や中高年女性をターゲットにしたものが多いです。どちらも地域に密着した広告となっています。
全国展開
(出典:JPコミュニケーションズ 制作事例)
上記は日本赤十字社の、遺言による財産の寄付(遺贈)に関するポスター広告です。「遺贈は主人と私の思いの結晶です」という文言からも分かる通り、中高年女性をターゲットに制作されています。上記のポスター広告は、日本全国の郵便局にて掲載されました。

(出典:JPコミュニケーションズ 制作事例)
上記は日本赤十字社の、遺言による財産の寄付(遺贈)に関するパンフレット広告です。こちらも先ほどのポスター広告と同じように、全国の郵便局に設置されました。
パンフレットにはポスターよりも詳細な情報を掲載できます。よってポスターを見て「遺言による財産の寄付(遺贈)についてもっと詳しく知りたい」と思った方に手に取ってもらえる可能性が高いです。
郵便局広告が掲載されるまでの流れは、以下の通りです。
- 受付
- 広告審査
- 申し込み
- 支払い
- 広告物の納品
- 広告の掲載
郵便局広告にはいくつかの種類がありますが、どの広告媒体もおおよそ上記のような流れです。広告審査から広告の掲載まで3週間程度かかります。余裕を持ったスケジュールでの検討が必要です。詳しくはご相談ください。
郵便局広告 検討の際の注意点
最後に、郵便局への広告出稿を検討する上で知っておきたい、以下3つの注意点を紹介します。
● 審査に時間がかかる
● 申し込み後はキャンセルができない
● 掲載終了後のポスターは回収できない
郵便局広告の審査には、1週間程度の時間がかかります。すぐに広告を出稿できるわけではないので要注意です。また一度申し込みを行うと、キャンセルはできません。広告を掲載しない場合でも、広告費は全額支払うこととなります。最後に、掲載終了後のポスターを回収できない点についても、押さえておきましょう。
まとめ
郵便局広告の種類や特徴、実施事例や公開までのスケジュールなどについて解説しました。本記事で紹介した郵便局内の広告4つと郵便局外の広告2つをうまく活用すれば、会社員、中高年女性と幅広い層への訴求が可能です。
商品やサービスを宣伝するためにどの広告媒体を使おうか悩んでいる方は、ぜひ郵便局広告を選択肢の1つに入れてみてください。郵便局広告の料金は ekico検索ページ もご覧ください。
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