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屋外広告・施設広告

DOOH広告―進化する屋外デジタル広告のまるわかりガイド

公開日:2024年05月16日 (木)
更新日:2024年05月23日 (木)
DOOH広告―進化する屋外デジタル広告のまるわかりガイド

今、街の中や商業施設、駅構内で、デジタルサイネージが増えています。中でも「DOOH広告」と呼ばれる新しい広告が注目を集めています。DOOH広告を基本から解説します。ぜひ広告計画にフル活用ください。では早速、見ていきましょう。

DOOH広告とは

DOOH広告(ディーオーオーエイチ広告)は「デジタル屋外広告」です。Disital Out of Home Mediaの頭文字をとった略語です。

DOOH広告にはどんな種類があるの?

DOOH広告には、さまざまな種類があります。例えば、街中で見かける「街頭スクリーン」や、商業施設内に設置された「大型ビジョン」、駅構内に設置されている「駅デジタルサイネージ広告」は代表的なDOOH広告と言えるでしょう。

DOOHが今、注目されている5つの理由とは(利用メリット)

なぜ今、DOOH広告が注目されているのでしょうか。注目される理由を詳しく見ていきます。

① 広告面がきれいで目立つ。(インパクトあり)

昔と比べると、広告を放送している機材が高解像度になり、キレイになりました。技術革新によって、複数面を高速ネットワークで繋げて放映できるようになりました。そのため、見る人にインパクトのある広告配信がDOOH広告でできるようになり、注目が高まっています。

② DOOH広告は、設置場所がよい

DOOH広告は、人通りが多い場所に設置される場合が多いです。多くは、公共情報と一緒に広告が出る仕組みになっているため、人通りの多い場所や人の集まる広場などに設置されるDOOH広告は、広告価値の高い場所に設置されており、注目されています。

③ ペーパレスでサステナブルな広告

従来の屋外広告では広告枠の購入費とは別に、広告面にポスター印刷代やシート出力代がかかっていました。DOOH広告はデジタル配信なので、印刷代や作業費が不要です。世の中の流れとして、持続可能な社会を目指している時代のトレンドにも合致しているため、DOOH広告はサステナブルな広告とも言えます。

④ 話題性が喚起されやすい(SNSと相性がよい)

DOOH広告は、従来のオフライン広告とは異なる魅力がたくさんあります。例えば、映像だけではなく、音声を使って訴求できる広告も増えています。クリエイティブやキャッチコピーを工夫して、驚き・感動・共感を醸成することができるため、SNSとの相性がよいと言えます。企業ではSNS上の話題喚起を狙ったDOOH広告も増えているのです。

⑤ 意外と広告費が安い

目抜き通りに広告があって、インパクトのある広告が出せるにも関わらず、従来型のシート広告やポスター広告と比べると、手軽な広告費で広告を実施することが多いのもDOOH広告の特徴です。ここも注目されている理由の一つです。

DOOH広告 配信の仕組み

では、DOOH広告はどういう配信の仕組みなのでしょうか。単に機材がデジタル放映できるようになった広告もあれば、本来オフライン広告と見なされていたOOH広告の一部が、まるでオンライン広告(ウェブ広告・SNS広告)のような運用型広告としての活用できる運用方法も増えてきています。この章では、配信の仕組みを3つのキーワードとともに解説します。

DOOH広告の通常配信

代表的な配信方法は、ロール配信です。

例えば、多くの鉄道系の駅デジタルサイネージ広告では、6分を1単位(ロール)として放送設定されています。企業は、ロールのうち15秒単位で広告を購入します。6分ロールでは、最大24企業の広告が放映できます。この放映が1日中繰り返されます。広告主は、広告側で決まっている規格のデータを準備して、広告手配すれば、広告配信してくれるのが「通常配信」です。

※ご検討される広告媒体ごとに、1ロールの設定時間や販売単位が異なります。また1つの企業で放映を独占できる広告プランを設けている広告もありますので、広告の目的や希望場所ごとに確認をしましょう。

ここからは最近注目されている特別な配信方法をご紹介します。

DOOH広告のダイナミック配信

DOOH広告における「ダイナミック配信」とは、周辺情報を活用して、リアルタイムで広告内容を変更できる仕組みです。広告面をカメラやセンサーなどの技術に接続させることで、外部情報を活用した広告配信が可能です。

たとえば、ある飲料メーカーの広告では、天候や気温にあわせて、おすすめしたい自社商品(クリエイティブ)を配信することが可能です。また、携帯電話会社とのデータ連携によって、広告周辺を歩く人の性別や特徴などの属性データを活用した広告配信も可能です。

DOOH広告のプログラマティック配信

DOOH広告の「プログラマティック配信」とは、全国に点在するデジタルサイネージの広告面を1つのプラットフォーム上で管理して、スピーディに広告配信される仕組みです。

この導入によって、広告主側としては、広告プラットフォームが保有する利用者属性データをもとにして詳細なターゲティングができるようになり、狙いたいターゲットへの広告到達の予測精度が高めることができます。また広告実施後は、「推定リーチ数」や「来店計測」などのレポーティングも一部可能になり、レポートに基づく効果測定ができます。

日本国内での実施事例

インタラクティブが話題性を生む事例

大阪の道頓堀にある屋外ビジョンでは、外部センサー(顔認証カメラ)を取り付けて、周辺客を特殊なライブ中継を実施しました。大型ビジョンの前に人が立つと画面に映し出された人が、かわいい着ぐるみを来ているというデータ処理を取り入れて、話題性を高めました。

大手ハンバーガーチェーンのキャンペーン事例

コロナ禍で人とモノが出会う機会が減り、日常が「ルーティン化」する中で、人々の冒険心に火をつけるため、大手ハンバーガーチェーンしたDOOH企画。気温や時間などリアルタイムで「動くQRコード」を開発し、全国のデジタルDOOHに放映しました。動くQRコードをスマホで読み込むと、ランダムにメニューが提案され、さらにモバイルオーダーで直接オーダーができる仕組みは、「ルーティン化」するランチタイムに一石を通し、ワクワク感を提供して話題になりました。

参考URL:https://liveboard.co.jp/information/202211001793.html

飲料メーカーでの外部データを活用したDOOH広告の事例

ある飲料メーカーでは、「ターゲットの多い場所」×「気温」×「熱中症指数」などのデータを使って、購買との相関を分析して、DOOH広告を展開。例えば、ターゲットとするビジネスパーソンが多くいる場所や時間帯に、適切な商品情報が届くようなビジュアルやメッセージを用意して、デジタルOOH広告を実施しました。街頭ビジョンやタクシー広告、電車の車内ビジョン広告の広告配信を実施しています。SNS上でも話題になり、大きな反響に繋がりました。

キラーコンテンツとのタイアップ広告の実施

キラーコンテンツ(ニュースやクイズなど)と呼ばれる、人々の興味関心を惹きやすい内容のニュース放映の前後で、企業やサービスのPRを行う事例があります。ウェブ広告でよくあるコンテンツ連動型の広告のような広告手法です。

具体的な事例では、ある企業では、サッカー日本代表の試合結果のニュース放映に続いて、オフィシャルパートナーとして日本代表を応援しているという企業メッセージを映像広告で流すことで、サッカーファンの印象に残る広告展開を行っていました。

また別の企業は、働く女性を応援する企画として、JR山手線の映像ビジョンを使って「女性の美」にまつわるクイズを実施し、最後に企業が販売中の「女性の美」の維持・促進を手助けできる商品のPRをさりげなくしていました。

このように、DOOH広告を使ったさまざまな事例が日本でも生まれています。

代表的なDOOH広告

DOOH広告は、さまざまな種類があります。代表的な広告をご紹介いたします。

全国主要都市圏 LIVE BOARD(ライブボード)

LIVE BOARD   は、日本国内の都市部にあるDOOH広告にプログラマティック配信ができるDOOHプラットフォームです。配信面には、電車内、駅構内、ロードサイトの屋外、空港、タクシー広告など垣根を越えた広告面が含まれているのが特徴です。

全国主要都市圏 J・ADビジョン6社ネットワークセット

全国のJRのデジタルサイネージをネットワークした広告です。JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州・JR四国・JR北海道の主要38駅647面に広告配信されます。予約型の配信です。時間帯別配信など、特殊な配信設定も可能です。

首都圏エリア MASTRUM(マストラム)

 MASTRUMとは、JR東日本のDOOH広告プラットフォームです。配信したい時だけに配信することができて、無駄のない広告配信ができます。期間・時間帯・予算を絞れる「インプレッション販売型」、決まった時間帯で配信ができる「フレキシブル販売型」、一定期間の広告出稿により予算以上の配信量が可能な「フリースポット販売型」の3種類があります。(2024年4月現在)

大阪エリア Osaka Metro DOOH Ads Platform(大阪メトロ DOOHアドプラットフォーム)

大阪の中心地を走るOsaka Metro(大阪メトロ)のDOOH広告です。14駅249面で広告配信面を有します。ターゲットを指定して、インプレッション課金型の広告が実施できるプログラマティックDOOH広告です。年齢や性別などの絞り込みが可能です。

なお、2024年4月現在の情報です。面数や配信方法は、タイムリーに更新されていきますので、ご検討の際は、最新情報をお問合せください。

DOOH広告の広告費はいくら?

あるDOOH広告の広告シミュレーション例です。ターゲットである30~50歳代男性に対して、広告予算250万円以内でシミュレーションした場合の予測値です。

課金形態 ターゲティング 秒数 CPM 配信imp(想定値) 日数 広告料費(想定)
インプレッション課金 男性・30~50代 15秒 \1,000 2,488,889 17日 \2,488,889

※実際には、広告配信媒体、配信日数やターゲティング、その他条件により変動します。

DOOH広告の検討~実施の流れ

① 広告計画の立案

広告の目的や訴求したいターゲット、エリア、予算、実施時期を整理ください。

② DOOH広告の選定

 御社 に合わせた広告をお選びください。(御社の状況に合わせて、弊社でもご提案が可能です)

③ DOOH広告のお見積り(シミュレーション)

 DOOH広告の一部では、広告予想シミュレーションをお出しすることが可能です。予算に対して、予想インプレッションやリーチやフリークエンシーなどが出せる広告もあります。また特殊展開をご希望の場合は、通常の広告料金以外の編集費なども含めたお見積りをお出しします。

④ お申込・審査

 お申込み後は、広告の審査があります。広告媒体の持ち主の意向で、修正が必要な場合もありますので、ご留意ください。

⑤ 広告実施と広告実施レポート

広告実施後は、実施の様子を撮影した写真やレポートをご提出させていただきます。またDOOH広告の一部広告では、ウェブ広告と同様に、インプレッションやリーチなどを含むレポートを提出も可能な場合があり、今後の広告の際の参考情報をご提供できます。

DOOH広告のまとめ

この記事では、注目されているデジタル屋外広告―DOOH広告について、その魅力や特徴、費用感、検討の流れなどについてお伝えしてきました。記事では大規模なキャンペーンを中心にお伝えしましたが、実際は、企画次第で、少額でも話題醸成ができる可能性があります。ご興味を持っていただけたらなら、ぜひ「こんな展開したい!」とご相談ください。御社のご希望に合わせて、広告や企画の提案いたします。

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